『ルームフレングランス』としてお線香を焚いている話
こんにちわ。
部屋の『におい』って、皆さんどこまで気にしてるだろうか。
自分のにおいは自分では認識が薄まってしまうが(加齢臭に気付かないとか)、誰かの家に行った時にその家の独特な『におい』を敏感に感じる時がある。
私の実家は、生前祖父が毎日お経を上げていた立派な仏壇があったので(今もある)、祖父と祖母の部屋は常にお線香の香りが立ち込めていた。
母方の実家も、所謂『おばあちゃん家のにおい』が感じられた。
今住んでいる家はというと、自分では無臭だと思っているが、どうだろうか。
ゴミが散乱してるわけではないし、私も妻も常識的な範囲で身体も部屋も清潔を保っている。
昨今『ルームフレグランス』なる商品が目に入る機会が多くなった。
『LOFT』や『無印良品』などに行くと、結構なスペースを割いて展開をしている。
試しにと一応テスターで幾つも鼻に近づけてみるが、どれもしっくり来ない。むしろ、飲食店で隣の席がプンプンの香水をつけた人物でとっても不快、の的なにおいがする。ダメだ。
ひとり暮らしをしていた頃は、一時期少しだけ『お香』を焚いていた事があった。東南アジア系のお香で、『ヴィレッジバンガード』に行くと必ず置いてあるアレだ。
そこで私と妻が双方「これ良いんじゃない?」となったのが、本来は仏壇に上げる『お線香』だった。
確かに神社・仏閣は2人共嫌いじゃないし、お線香のにおいはどこか落ち着く。そこまでちゃんと調べてはないが、本数が多くても値が張るものではないので、コスパも良い。ちなみに煙の少ないお線香で、本当に何となく入った雑貨屋でたまたま見つけたものを好んで使っている。
今回下記を貼る為に初めて知ったが、生産している所が妻の母の出身地、淡路島である事に少し驚いた。
ほぼ毎日何となく気がついたら火をつけ煙を燻らせているが、部屋の壁紙ににおいが染み付いている程ではないので、引っ越しの際も大丈夫であろう。
……と思ってはいるが、誰か来た時、玄関を開けた瞬間から「え?線香のにおいしない?こわ」と瞬間的に感じてしまうだろうか。
服や身体に染み付いていて、外ですれ違う誰か、職場の誰かに実は裏で「線香さん」なんて呼ばれてはいないだろうか。
自分ではわからない。
どうかそういう風になってませんように。
たまには祈りを捧げてみようかな。