kumorinekoの雑記

東京在住、とりあえず始めます。

店員に『通』と思われるコーヒーの注文の仕方(初心者向け)

こんにちは。

 

私は缶コーヒーを毎日飲む。

365日、これだけは欠かせない。時には1日に2本飲む事もある。

無類のコーヒー好き、というよりは習慣になっているだけだとは思うが、飲まないと何となく落ち着かない。こだわりはそんなにないが、基本微糖系をチョイス。

豆に拘って自ら挽き、ドリップで淹れるコーヒーが美味しい事も知っている。

 

そして私は以前、イタリア系コーヒーチェーン店で一応バリスタとして働いていた事がある。約9年程働いていた経験を元に今回は、

『店員に通だと思われるであろう注文』

独断と偏見で紹介したい。

※ちなみにイタリア系のコーヒーをお店で飲んだ事がないというレベルの超初心者向けなので、よくご存知の方は参考にならないと思います。

 

レベル1

エスプレッソ(シングル)】

 

これはイタリア系のコーヒーにおいて基本の『き』ではあるが、初めての方は「え?こんなにちょっとなの!?」と驚くに違いない。

 

落ち着いて欲しい。

それこそコーヒーを1杯飲んで、一旦心を落ち着かそう。

細かい説明はあえて省くが、こういうものなのだ、とにかく『エスプレッソ(シングル)』という飲み物は。

いきなり『通と思われる注文の仕方』とは少し脱線するが、これは注文した後に『あ、普段から飲んでるな』と思わせる方法がある。

簡単だ。会計をして横にカウンターがあり、すぐ受け取れる店に限られるが、受け取る前にまず近くにあるはずのスティックシュガーを手に持って欲しい。

混んでなければ、恐らく1分後には「お待たせしました」と出てくるはずだ。

後ろには別のお客がいるだろう。ソーサーを持ち、邪魔にならない様にカウンターをそのまま滑らせる。そして持っていたシュガーを1本サササーっと入れて、添えてあるティースプーンで軽くかき混ぜた後、カップの持ち手をつかんでひと口で飲み干す。

間髪入れず「ごちそうさま」と言って、颯爽に立ち去る。この間エスプレッソがカウンターに着地してから1分足らず。

完璧だ。

日本では馴染みがないが、これはイタリアでは至極一般的な事だそうだ。

朝仕事に行く前にこれが習慣化したならば、あなたはもうイタリア人だ。

 

レベル2

 

【マキアート】

 

『マキアート』という響きは、普段コーヒーをあまり飲まない人もどこかで聞いたことがあるはずだ。しかし今回紹介するのは、あくまでイタリア系のマキアート。つまりよく聞くシアトル系のキャラメル〜では無い。

カップの大きさは【エスプレッソ(シングル)】と同じ、つまり知らずに初めて注文すると出てきた時に驚くはずだ。

「あ、この人きっと知らずに注文してるな」というのは注文の仕方で何となくわかってくるので、そういう人には「こちらのカップですが……」と実物を注文前に見せていた。

超初心者向けと言いつつ細かい説明を省くのはどうかと思うが、とにかく実践編ということで話を進めていく。簡単に説明すると『エスプレッソ(シングル)にスチームミルクが入っているもの』だ。それがわかっていれば充分。堂々と「ご注文は」と聞かれたら「マキアート」と間髪入れずぶっきらぼうに発声してほしい。

飲み方は【エスプレッソ(シングル)】と同じでもいいが、これは席に持っていって座っても構わない。ただし「普段はブラックなんで」と言わず、シュガーは1本入れて欲しい。単純にそのままより美味しくなるからだ。

いずれ顔を見ただけで注文を聞かれなくなれば完璧だ。それが『マキアート』である事が何よりのポイント。

というのは、私が働いていたお店で毎日来る超常連さんだったりコーヒー関係者のお客様、従業員に至るまで、最終的にこの『マキアート』に行き着くのだ。

だから普段からマキアート飲んでます、というのはきっと通だと思われるに違いない。

 

レベル3

 

【ドッピオ・マキアート】

 

これまで【エスプレッソ(シングル)】とわざわざ『シングル』としていたのには理由がある。エスプレッソは好みで量を調整できるのだ。

【ドッピオ・マキアート】とは、『エスプレッソ(ダブル)+スチームミルク』というメニューだ。

例えばアイスのカフェラテの1番小さいサイズを注文したとして、もう少し濃いめが好みであればエスプレッソを1ショット追加するやり方がある。この辺りはかなり独自にバリエーション組める。

と言っても、この辺りはシアトル系でも常識の範囲なのか。そちらに明るくないので不明だが、いずれにせよ【ドッピオ・マキアート】である。

まず名前の響きからして、『通』の匂いがしないだろうか。

そしてお店によってはメニューに表記が無い可能性がある。

注文の時「あー、えーとドッピオ・マキアートってできますか」と平然を装い注文して欲しい。むしろ歴が浅い新人なんかはもしかして存在を知らず「少々お待ちください」とベテランに聞きに行く事うけあいだ。

ちょっと格好いいかも自分、なんて思いながら胃に注ぎ込むコーヒーは美味しいに違いない。

ただ若干ちゃんと作るのに技術が必要なので(私はそう思っている)、バリスタによっては味にバラつきがあるかもしれない点は注意だ。

 

ここまでどうだろうか。

 

果たして参考になっているだろうか。

長くなってきたので一旦コーヒブレイク、次回に続く。