kumorinekoの雑記

東京在住、とりあえず始めます。

続・店員に『通』と思われるコーヒーの注文の仕方(初心者向け)

前回に引き続き、イタリア系コーヒー店での『通』と思われる注文を独断と偏見で書いていこうと思う。

 

レベル4

 

エスプレッソ・コレット

 

こちらは、エスプレッソ系の飲み物にお酒を少量入れて飲む楽しみ方だ。通常はショットグラスに10mlくらい。

お店によって置いてある種類が違うと思うが、例えばホットのカフェラテを注文し、そのまま中に入れてしまう方法と、ショットグラスで別にしてもらう方法がある。どちらでも構わないが、私が思う最も『通』っぽい注文の仕方は、これをテイクアウトする事だ。

もちろん車を運転している人はご法度だが、特に寒い冬など、外を歩きながらでも少量のアルコールが身体の芯まで温めてくれる。

 

レベル5

 

【カフェルンゴ+ショットエスプレッソ】

 

『カフェルンゴ』とは、所謂エスプレッソのアメリカンコーヒーだと思って貰えばいい。

多分一般的に広まって認識されている『アメリカンコーヒー』とは、ドリップコーヒーにお湯を少量足したもの、もしくは薄めのホットコーヒーではないだろうか。

厳密に言うと違うのだが、結果としてもの凄く大きく外れているものではないので、ここでのアメリカンコーヒーはそれとする。

 

つまり、『カフェルンゴ』とは、エスプレッソにお湯を加えた様なものなのだ。ただだからと言ってエスプレッソ自体より若干苦味を感じるので、ルンゴ自体『通』好みと言えばそうなる。

しかしこれにさらに『ショットでエスプレッソを加える』と、エスプレッソ自体の風味や香りが増し、苦味は更に増すが、何とも美味しいものが出来上がる。こちらは砂糖を加えても良いし、そのままでも良い。

この飲み方は当時働いていた先輩社員から教わったものだが、何故これがレベル5なのかと言うと、実は働いていた9年間で私の知る限り1度もこの注文を聞いた事がないからだ。

『カフェルンゴ』自体の注文はそこそこあったし、カフェラテやカプチーノエスプレッソをダブルにする注文も一般的だ。

だが、この『カフェルンゴ+エスプレッソ』は無い。

もしかして、こんな飲み方はそもそもしない、というのもあるかもしれない。むしろ本場の人が聞いたら恥ずかしがられる、まであるかもしれない。

いや、そんな事はない。確かに今まで飲んだ事なかった新しい味がしたし、それを知ってからというもの、いつその注文が口から出る人がいるだろうかと待ち侘びていたのだ。

 

結局その注文をする人は現れなかった。

私はその後、いつものように『マキアート』を飲んだのだった。

 

以上ここまで、ほんの少しは参考になっただろうか。完全に独断と偏見だし、詳しい説明も省いた上、何か間違ってる事があったら謝りたい。

けど、イタリア系のエスプレッソを飲んだ事がない人は是非1度試して欲しい。バリスタの腕に左右される事はあるのだが、しっかり調整し、しっかり抽出されたエスプレッソは本当に美味しいから。

できれば、朝一番が好ましい。朝一番の挽きたてのエスプレッソ、これは癖になる美味しさだ(マキアートでもいいが)。

 

最後に

「あれって本当に美味しいよね」

上記の言葉は、ある日従業員と雑談をしている時に出た言葉だ。

一応将来カフェを開きたいとか、豆にこだわりを持ってるとか、コーヒーに関するそれなりの何かしらの理由で働いてる人も多かった。

コーヒー舌には自信を持っている人が多かった。

「あれって本当に美味しいよね」とその話題になった時に、みんな口を揃えて言ったものだ。

 

セブンイレブンのレジ前のコーヒー、本当に美味しいよね」

 

そう、美味しいコーヒーは、わざわざお店に出向かなくても近所のコンビニで簡単に手に入るのだ、今の時代。