kumorinekoの雑記

東京在住、とりあえず始めます。

富士山を舐めてないけない

こんにちは。

 

富士山が山開きしてから、4年ぶりに行動制限が無いとかで連日事故のニュースを伝えている。

普段山登りを趣味としている人にとっては明らかに「山を舐めている」行動による無駄な事故が多いと感じているのではないだろうか。

斯くいう私の実家は富士山の麓にあり、登ろうと思えばいつでも登る事ができる距離感ではあるものの、近い故にガッツリ頂上まで登った事が無いし、登りたいと思ったことも無い。

だがかつて高校の学校行事で途中の『宝永山』まで登るという地域ならではのレクリエーションがあり、学年全員でゾロゾロと向かった経験はある。『宝永山』とは静岡県側から富士山を見た時に右側にポコっと出ているアレだ。富士山は我らのものだと強く主張する一部の山梨勢からすると「あれがあるから美しくない」と言われそうなアレだ。

ちなみにその宝永山が生まれるきっかけとなったのは1707年に起こった「宝永大噴火」という現在に至るまで富士山における最後の噴火だ。先日放送された『どうする家康』において富士の麓で家康が信長をおもてなすシーンでは、しっかり宝永山は生まれていなかった。

ja.wikipedia.org

 

正確には覚えていないが、恐らく5合目まではバスで行きそこから最初は緩やかな山道をワイワイしながらゾロゾロと歩いて行った。

が、そこから宝永山の火口まで多少の勾配があり、それが体力の有り余る尚且つ仮にも運動部の自分にとってかなりハードだった記憶がある。「え、富士山てこんなきついの?」とはあはあ言いながら登った気がするのだ。石がゴロゴロ、1歩1歩がキツかった。

しかし驚く事に、今改めて調べてみると宝永山火口自体はスタートと同じく5合目に当たり、恐らく登ったと言ってもほんの僅かだったに違いない。これを考えると、かなりの安全が確保されているであろう山とはいえ、頂上を極めるのはそう簡単ではないはずだ。

 

帰りは「砂走り」と言う下山ルートを駆け向けて楽しかったが、つい調子に乗ってしまう高校生だ。思いっきり走って本当に足が止まらなくなるのを感じて、恐怖を感じたのを覚えている。

 

微かな記憶で「富士山はめちゃくちゃキツい」と頭に刷り込まれているので、途中まで登ったとも言えない経験ですらもし本当に登る場合は万全の準備をしていきたいと思う。

ただ少し調べれば今の時代いくらでも情報が手に入るはずだ。体調不良云々は致し方ないが、例えばビーサンで繰り出して足を怪我してどうのこうのは、言語道断だ。

 

富士山を舐めてはいけいない。