酒の肴の最高峰はこれでは？
こんにちは。
私は嗜む程度だが、時々酒を飲む。基本的にはビールと焼酎。焼酎ならば『佐藤麦』の水割りが好きだ。
変わっていると度々言われるのが、普段家で酒を飲む時は食事が終わってから。
ご飯はご飯で食べたい。また、ご飯の前だとお腹がいっぱいになってしまいそうであまり好きじゃない。
だから食事が終わって、風呂に入った後に缶ビールを１本、それが基本スタイル。
外で飲む時は別だが、家ではおつまみも気が向いた時にしか口にしない。
ではビールや焼酎の肴でベストは何なのか。
『アメトーーク！』でもそんな企画をやっていたが、当然それぞれ好みは別れると思う。私も何かと考えて、普段あまり口にしないのもあり「これ！」と言うものが思いつかなかった。
せいぜい『タコワサ』『イカの塩辛』『鶏軟骨の唐揚げ』『ポテトチップス』などなど、要するに何でも良いのだ。
先日妻が会社の上司とその上司宅で部屋飲みするという事で、お土産として予め注文していたが、雪の影響で到着が遅れ、結果として我が家で楽しむことになったTHE酒の肴がある。
私は知らなかったのだが私より酒の強い妻は元々存在を知っていて、過去に食した事もあったという。
それがこちら。
試しにと私も口にしてみたのだが、これがとんでもなく美味しい。
何というか、酒の肴として完璧な風味、色合い、手頃さ、味。１つ食べると本当に手が止まらなくなる。次から次、『やめられない、とまらない』というキャッチコピーはこの食べ物に相応しいのではないか。
というか大丈夫か、これ。
違法な薬物とか入ってないか？
ライターでお腹の部分を炙って食べると美味しさが１.５倍になる所も素晴らしい。
普段日本酒はほとんど飲まないが、これを食べていると日本酒が飲みたくなる。
袋から１つ、また１つと取り出す。その度にホタルイカと目が合う。火をつける。口に運ぶ。
あれだ、『枝豆』が不意に止まらなくなるのと似ている。皿から取る、皮を剥く、口に運ぶ。
酒好きの連中にはよく知られた、定番の肴なんだろうか。
世の中には知らない事がいっぱいある。
その全てを知って、自分で選り好みを見つけて楽しむまでいくには、人生は短すぎる。
中年のおじさんが酒の席でひとりしみじみ考えて感傷に浸ってしまう様な哀しい文句が、ぺちゃんこにされてカラカラになった小さい肴に染み渡る。
そんな蛍烏賊（漢字にすると格好良い）。
