冤罪ってこういう風に起こるのではないか
こんにちは。
妻がこんな目に遭った、と話してくれた。
銀行に立ち寄った際、用事を済ませて狭い歩道のスペースに止めてあった自分の自転車に跨ろうとした。
が、行きたい方向が進行方向とは逆だったのでそのまま手で引き、Uターンを試みた。すると母親に手を引かれ歩く低学年くらいの小学生が目に入る。
このままUターンしたらぶつかるので、一旦その母子が通り過ぎるのをその場で動かずに待った。
通り過ぎる母子。
と次の瞬間「痛っ」と小学生が声を出した。
母親が「えっ」と妻に向かって睨みつける。
もちろん何もぶつかってない。ちゃんと避けていたし、そもそもそうならない為にわざわざ止まって通り過ぎるのを待っていたわけだし。
「はい?」という面持ちの妻。何が起こったか分からなかった。
その後特に口論が起こったわけでもなくそのまま去ったらしいのだが、妻としては何かこう、嫌な気持ちだけが置き去りにされた。
母親にとっては通り過ぎた後に後ろから子供の「痛っ」という声が聞こえたので、きっとこいつ(妻)が自転車をぶつけたから何するのよ、という気持ちで瞬間的に睨みつけたのは100歩譲ってわかる(状況を正確に把握する前に睨みつけるのはどうかと思うが)。
しかしその子供だ。
どんな目的でそんな嘘をついたのか分からない。
母親の気を引くため?単なるおふざけ?そういう遊びが流行っている?
これがもっともっと強烈な漫画に出てくるようなちょっと気が触れた親だったら「ウチの子に何するのよー!」なんて展開もあり得たのではないだろうか。
電車での冤罪もよく聞く。
1番悪いのは卑劣な行為をしている輩に間違いはない。
が、中には濡れ衣を着させられている人も一定数いるはずだ。
例え冤罪だとしても、家族がいる人にとっては1度そうなってしまったら諸々浅い傷で済むとは思えない。人によっては人生に影響を及ぼす可能性がある。
洒落にならない。
最近は電車の中に防犯カメラがポツポツ設置しされ始めたらしいが、1番の護身は危険な所に近づかない、これに限る。
満員電車をなるべく避け、吊り輪は必ず両手で持つなどして手を遊ばせない様にし、出来れば何かあった時の為に周りの人を観察。もしかしたら自分を見てくれていて潔癖を証言してくれるかもしれないからだ。
通勤ラッシュの都心部の満員電車は、そんな戦々恐々としているサラリーマン達を乗せ今日も時間通りレールの上をひた走る。
そういえばそのラッシュ解消のために2階建て構造の電車を作ると小池都知事が言っていた気がするが、あの話はどうなったんだ?