kumorinekoの雑記

東京在住、とりあえず始めます。

ここ数年の喫煙者の哀愁

こんにちは。

 

私は昨今において忌み嫌われる喫煙者であるのだが(しかも紙タバコ派)、近くで非喫煙者がタバコのにおいがするだけで嫌悪感を抱く気持ちは十分に理解できる。

路上喫煙も不快だし、ポイ捨てなんて以っての外だ。

 

だが、ドラマや映画やアニメにおいても表現としてのタバコを規制しているらしい風潮はよく理解できない。現に最近のそれらには意識して避けている為か、タバコを吸っている場面はほとんど見かけない気がする。90年代のドラマなんて、みんなボンボン当たり前に吸っていた。

タバコ=カッコ良いという昔の幻想は今だいぶ時代遅れである事も理解できる。だが、作り物の中に吸ってる人がいて、視覚的に不快になる人がいて、視聴率が下がるのだろうか。そのキャクターを嫌いになるのだろうか。吸っていない人物が急に吸っていた設定でタバコを吸い始めたら苦情の電話が来るのだろうか。

 

各駅の近くにようやく増えてきた喫煙スペースのボックスに、喫煙者は煙モクモクの中突っ込んで行く。場所によっては、ガラス越しになっていて晒者の様な気分になる。

非喫煙者からすれば檻に入れられた動物を見ている気分だろうか。

これはあくまで私が今住んでいる東京での話だが、大阪に行った時は街に置いてある灰皿の数に驚いた。大阪はなんて喫煙者に優しい街だと思ったものだ。

 

喫煙者はまず、何処に行っても喫煙スペースがあるか無いかを確認する。

例えば同行者がいる場合、館内図やテーマパーク全体の地図で諸々確認する時にあのマークを真っ先に探す。

街を歩いている時、灰皿を見つけると「お!灰皿がある」と喜ぶ。

たまーに見かける自動販売機が多数置いてある喫煙の為だけのスペースを見つけると(大概滞在条件はジュースを1本買うとか)、スペースを作った責任者を神かと思う。

 

なるほど、滑稽だ。

 

吸わない人からすると実に虚しい人種なのかよくわかるが、やめられないんだな、これが。

『百害あって一理なし』という言葉も深く理解している。

ニコチン中毒になっているだけという事もわかっている。

こうやって改めて考えると、そんな思いまでして吸ってる自分がアホかと思う。

 

そう思っていると今、タバコを吸いたくなる。