賞味期限切れの限度
こんにちは。
過去に1度、明らかに食中毒と思われる症状になった事がある。
忘れもしない、夕食にカップラーメンに生卵を落として美味しく食したのだが、その数時間後から体調が急に悪化。
汚い話にはなるが、上から下から洪水が止まらない。
翌日仕事を休み、身動きも取れずトイレに籠るしか無かった。
病院嫌いな私はそのまま1日中家で放心状態。
しかし若かったからか、翌日には回復した。
この時、『消費期限』が切れていた事を知っていたにも関わらずあろう事か生卵を食すという愚行を犯してるわけだが、それ以来、この『消費期限』にはだいぶ敏感になった。
同時に『賞味期限』にも恐れを抱く様になってしまった。
頭ではわかっている。『賞味期限』が少しくらい過ぎたくらい何ともない(はず)。
調理法によっては全く問題無いだろう。
でももし万が一……。
これがトラウマというやつか。多少は過ぎていても大丈夫だが、あの絶望の1日を2度と体験したくないという思いが、私にストップをかける事がある。
一方妻は、賞味期限切れなんぞ全然チャラへっちゃら派だ。
余り使わない調味料系なんて、半年経過は余裕の素振り。一応匂いと状態確認はもちろんするのだが「どうせ火を通すし」とパッパッパッ。
これまで体調を崩した事は無いので結果大丈夫ではあるが、ヒヤヒヤする事もある。
……気にし過ぎだろうか。
いや、星新一氏のショート・ショートにもあるだろう。
気をつけ過ぎて一向に仕事が進まないあるスパイが交代を命ぜられ、次に任命されたいい加減なスパイが一瞬で毒殺された話が。
注意に越した事はない。
今はまだ良いがこんな些細な衝突が亀裂を産み、やがてそれは修正できない大きな溝に広がっていくのだろうか。
育ってきた環境が違うから、頑張ってみるよ少しだけ。