kumorinekoの雑記

東京在住、とりあえず始めます。

エアコンの無い生活

こんにちは。

 

7月に入り、連日猛暑が続いている。元々汗っかきである上に冬生まれなので(関係ない)、暑さは寒さ以上に耐えられない。少しでも外に出るともう不快だ。

そんな私が数年前まで、気温だけでなく独特の蒸し暑さを兼ね備えた東京で、エアコン無しの生活をしていた。

特別な理由があったわけでは無い。

今妻と住んでいる場所に引っ越すまで14年間に渡り住んでいた最寄り駅から徒歩20分の古い3階建てのマンション。1DK(キッチン3畳、部屋6畳)、住み始めた当時で築30年以上、お風呂は不人気の筆頭バランス釜、即ちトイレは別、それでいて家賃が6万5千円の物件だった。

引越しの決め手はキッチンの窓枠(木枠)が気に入ったから、と、自分の事ながら今考えてもよくわからない理由だった。「この枠がいいですね〜」という私に同行した不動産屋のリアクションが「あ、ああそう……ですね」と薄かった事を覚えている。

そして最初からエアコンは付いていなかった。

どうやら前の住人が持っていったのか、そこにエアコンがありましたよという跡は確かにあったがエアコンそのものは残っていなかった。その時私も業者も特にエアコンの事は言及していなかったと思う。オーナーは近くの戸建てに住んでいたのだが、恐らくこの部屋にエアコンが無かった事を把握していなかったと思う。

ただ、普通なら「あれ、エアコンて付いていないですか」とか「オーナーさんに伝えてもらっていいですか」なりアクションを起こしても良かったはずだ。それをしなかったのは、上京して最初に住んだアパートで殆どエアコンを使わなかった事、次に住んだ所にはエアコンが付いていなかった事、それが何故か私の中で当たり前だった事が関係していたのかも知れないが、とにかく今思い返すと恐ろしい。

しかも当時割と長い間仕事の関係などで昼夜逆転生活をしていたので、寝ていたのは昼間だった。若かったのもあったのか扇風機を回して、汗だくになりながら凌いでいたのだ。

 

だがあくまで体感だが、数年前より暑くなっている様な気がする。昨今の気候で果たして耐えられただろうか。20年位前は「熱中症」という言葉がこんなに頻繁に言われていなかった気がするし、私が小学生くらいの頃は「日射病」というのは聞いた事があった(熱中症の中の熱射病の症状1つが日射病らしい)。

 

1つ前の住居にエアコンを付ける事になったキッカケは妻と付き合うことになって、流石にエアコンがないとマズイなと思ったからだ。管理会社に連絡して、エアコンを付けてもらえないか聞いて見てほしいと告げると「え、無かったんでしたっけ?」と驚かれ、付けてもらうことが無事叶って設置当日14年越しに顔を合わせることになったオーナーも「今まで付いてなかったとは驚いた」と言っていた。

 

斯くしてエアコン生活が始まったわけだが、以前言及したように私も妻もエアコンがどちらかと言うと好きではない。出来る事なら自然の風と扇風機でやり過ごしたい派だ。今日は流石にヤバいな、と言う日にお互い同意の元、スイッチに手が伸びる。

 

……のだが、最近は壁のホルダーから手元にリモコンが移動している。